4D v15.4

INTEGRATE MIRROR LOG FILE

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4D v15.4
INTEGRATE MIRROR LOG FILE

INTEGRATE MIRROR LOG FILE 


 

INTEGRATE MIRROR LOG FILE ( pathName {; operationNum} ) 
引数   説明
pathName  テキスト in 統合されるログファイルの名前もしくはパス名
operationNum  Real variable in 統合が開始されるオペレーションの番号
in 最後に統合されたオペレーションの番号

説明   

注意事項:このコマンドは4D Serverでのみ作動します。Execute on serverコマンド経由あるいはストアドプロシージャー内でのみ実行可能です。

INTEGRATE MIRROR LOG FILE コマンドは、pathName で指定したログファイルの、任意の引数operationNum番より後のオペレーションを、4D Server データベースへと統合します。 このコマンドはどんなログファイルをもデータベースに統合することができます(たとえログファイルがカレントのデータファイルと対応していなくても 受け入れます)。このコマンドは特にミラーデータベースのコンテキストで使用することを目的としています。

注: 4D v14 以降、ログファイルを"ミラー"データベースの一部として使用することができます。"ログファイルを使用"のオプションは、論理ミラーとして使用されてい る4D Server のデータベース設定においてチェックが出来るようになりました。これにより、ミラーのミラーサーバーを実装することが出来るようになりました(4D Serverマニュアルの論理ミラーの設定の章を参照して下さい)。

既存のINTEGRATE LOG FILE コマンドとは異なり、INTEGRATE MIRROR LOG FILE コマンドは実行を終了したあとにカレントログファイルを統合されたログファイルで置き換えることはしません。データベースのカレントログファイルは引き続き使用されます。これにより、統合の最中に変更されたものは全てカレントのログファイルへと記録されます。

pathName 引数には、データベースフォルダへの絶対パスまたは相対パスを渡します。この引数に空の文字列を渡した場合、標準のファイルを開くダイアログボックスが開 くので、そこから統合したいファイルを選択することができます。このダイアログボックスがキャンセルされると、どのファイルも統合されることなく、 OK システム変数は0に設定されます。

デフォルトで、operationNum 引数を省略した場合、コマンドはログファイルの全てのオペレーションを統合します。
operationNum 引数に値を渡した場合、指定された値の次のオペレーションから統合が開始されます。この場合、統合が完了するとoperationNum 引数は更新され、最後に統合されたオペレーションの番号が渡されます。この番号を保存し、次回の統合オペレーションの際にこの値をoperationNum引数として使用して下さい。これによりINTEGRATE MIRROR LOG FILEコマンドを使用して引き続き連続したログファイル統合をすることができます。

以下のダイアグラム(pseudocode)は異なる場合における統合のプロセスの詳細を説明しています。統合されるログファイルにおいて、X は最初のオペレーションを、Y は最後のオペレーションを表す数値です:

Case of
    : (operationNum < X-1)
                        --> Error 1260 (Selected log file is too recent)
    : (operationNum >= X-1) and (operationNum <= Y)
                        --> Start integration
        Case of
            : (Type of operation = "Addition")
                If (Record exists)
                        --> Error
                Else
                        --> Add record
                End if
            : (Type of operation = "Modification")
                If (Record exists)
                        --> Edit record
                Else
                        --> Error
                End if
            : (Type of operation = "Deletion")
                If (Record exists)
                        --> Delete record
                Else
                        --> Error
                End if
            End case
        Else// operationNum > Y
                        --> Error 1261 (Selected log file is too old for database)
End case

統合は、エラーが起こるとその時点で中止されてしまうことに注意して下さい。この場合、統合を続行したい場合にはMSCを使用する必要があります。

統合が正しく実行されるとシステム変数OKに1が、そうでなければ0が設定されます。



参照 

INTEGRATE LOG FILE

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: バックアップ
番号: 1312

このコマンドはOKシステム変数を更新しますErrorシステム変数が更新されることがあります。リモートモードでは動作が異なります。

 
履歴 

初出: 4D v14

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v15.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v15)
ランゲージリファレンス ( 4D v15.3)