4D v15.4

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Open form window

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Open form window ( {aTable ;} formName {; type {; hPos {; vPos {; *}}}} ) -> 戻り値 
引数   説明
aTable  テーブル in フォームが属するテーブル、または省略時デフォルトテーブル
formName  文字 in フォーム名
type  倍長整数 in ウィンドウタイプ
hPos  倍長整数 in ウィンドウの横位置
vPos  倍長整数 in ウィンドウの縦位置
演算子 in ウィンドウの現在の位置とサイズを保存
戻り値  WinRef in ウィンドウ参照番号

説明   

Open form window コマンドはフォームformNameのサイズとリサイズプロパティを使用して、新しいウィンドウを開きます。

formNameフォームはウィンドウに表示されません。フォームを表示するには、フォームをロードするコマンド (ADD RECORD 等) を呼び出さなければなりません。

デフォルトで (type 引数が渡されないと)、クローズボックス付きの標準ウィンドウが開かれます。 Open window コマンドと異なり、クローズボックスにはメソッドは割り当てられません。クローズボックスをクリックすると、On Close Boxフォームイベントが有効にされている場合を除き、ウィンドウがキャンセルされ閉じられます。On Close Boxフォームイベントが有効であれば、割り当てられたコードが実行されます。

formNameフォームがリサイズ可能であれば、開かれるウィンドウにはズームボックスとグローボックスが付加されます。

Note: フォームの主なプロパティを取得するには FORM GET PROPERTIES コマンドを使用します。

任意のtype引数は、ウィンドウのタイプを指定するために使用します。以下のいずれかの定数を渡さなければなりません ( Open Form Window テーマ内):

定数
Form has full screen mode Mac 倍長整数 65536
Modal form dialog box 倍長整数 1
Movable form dialog box 倍長整数 5
Palette form window 倍長整数 1984
Plain form window 倍長整数 8
Pop up form window 倍長整数 32
Sheet form window 倍長整数 33
Toolbar form window 倍長整数 35
Notes:
  • (グローボックス, クローズボックスなど...) 作成されたウィンドウの属性は、選択されたtypeに対するOSのインタフェース仕様に基づきます。ゆえに使用するプラットフォームによって異なる結果が得られる場合があります。
  • Form has full screen mode Mac 定数は、他の定数に加算して使用しなければなりません。
  • ウィンドウタイプに関する詳細は ウィンドウタイプ(互換性) のセクションを参照してください。ただし Open Form Window テーマの定数のみが Open form window コマンドで利用可能であることに注意してください。

Toolbar form window 定数が渡された場合、ウィンドウの位置、サイズ、グラフィックプロパティはツールバーのそれに準拠します。具体的には、以下の用になります:

  • ウィンドウは常にメニューバーのすぐ下に表示されます。
  • ウィンドウの水平方向のサイズはデスクトップ(OS X)または4Dのメインウィンドウ内部(Windows)の利用可能な全ての水平方向のスペースを埋める形で自動的に調整されます。ウィンドウの垂直方向のサイズは、他の全てのフォームウィンドウタイプ同様、フォームプロパティに準じます。
  • ウィンドウに境界線はなく、手動で移動・リサイズはできません。また、hPosvPos そして * 引数は渡されていた場合でも無視されます。
    • 二つの異なるツールバーウィンドウを同時に作成することはできません。もしツールバーウィンドウが既に存在している状態で、Open form window Toolbar form window type が渡された状態で呼び出された場合、エラー-10613("ツールバー型のフォームウィンドウを二つ作成することはできません")が生成されます。

OS Xフルスクリーンモードでのツールバーフォームウィンドウ: お使いのアプリケーションがツールバーウィンドウと、フルスクリーンモードをサポートする (Form has full screen mode Mac オプション) 標準ウィンドウの両方を表示する場合、標準のウィンドウがフルスクリーンモードに切り替わった時にはインターフェースのルールに則り、ツールバーを非表示にしなければなりません。ウィンドウがフルスクリーンモードに切り替わったかどうかを調べるためには、ウィンドウの垂直方向のサイズがスクリーンの高さと同じなったかをテストして下さい(詳細はHIDE TOOL BARコマンドを参照して下さい)。

オプションの引数 hPos を使用して、ウィンドウの横位置を指定できます。特定の位置をピクセル単位で指定するか ( Open window コマンド参照)、 Open Form Window テーマの以下の定義済み定数を渡します:

定数
Horizontally centered 倍長整数 65536
On the left 倍長整数 131072
On the right 倍長整数 196608

オプションの引数 vPos を使用して、ウィンドウの縦位置を指定できます。特定の位置をピクセル単位で指定するか ( Open window コマンド参照)、 Open Form Window テーマの以下の定義済み定数を渡します:

定数
At the bottom 倍長整数 393216
At the top 倍長整数 327680
Vertically centered 倍長整数 262144

これらの引数はツールバーとメニューバーの表示状態、およびWindowsではアプリケーションウィンドウ現在のサイズを考慮します。

オプションの引数 * を渡すと、閉じられるときにその時点での位置とサイズが記憶されます。ウィンドウが再度開かれると、以前の位置とサイズが再現されます。この場合、vPoshPos 引数はウィンドウが最初に開かれるときにのみ使用されます。

注: ウィンドウを、 * 引数が使用されている際に最初の座標vPoshPosで再度開くためには、ウィンドウが開かれる際にShiftキーを押したままにして下さい。

以下のコードはクローズボックス付きの標準のウィンドウを開き、自動で"Input"フォームのサイズに調整します。フォームウィンドウは"fixed"に設定されていないため、ウィンドウはグローとズームボックスを持ちます:

 $winRef :=Open form window([Table1];"Enter")

以下のコードはプロジェクトフォーム"Tools"に基づき、スクリーンの左上の位置にフローティングパレットを開きます。このパレットは閉じられた時の位置を記憶し、再度開かれるときにはその位置が使用されます:

 $winRef :=Open form window("Tools";Palette form window;On the left;At the top;*)



参照 

FORM GET PROPERTIES
Open window
ウィンドウタイプ(互換性)

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ウィンドウ
番号: 675

 
履歴 

変更: 4D v11 SQL
変更: 4D v14 R5

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v15.4)