4D のマルチスタイルテキストエリアでは以下のタグを使用することができます。
<span style="-d4-ref:'expression'"> </span>
このタグは、テキストに4D式(式、メソッド、フィールド、変数、コマンド、等)を挿入します。この式は以下のタイミングで評価されます:
式の評価された値は <span> タグに保存されません。参照のみが保存されます。
注: 4Dランゲージのバージョンに関係なく、正しく評価される4Dコマンドを挿入するためには、'<command_name>:C<command_number>' 型の式を使用して下さい。例えば、Current time コマンドを挿入するためには、'Current time:C178' と記載して下さい。
<span><a href="url">Visible label</a></span>
このタグはテキストにURLを挿入します。
例:
<span><a href="http://www.4d.com/">4D Web Site</a></span>
<span style="-d4-ref-user:'myUserLink'">Click here</span>
"ユーザーリンク"は見た目はURLと同じですが、クリックしてもソースは自動的には開きません。参照としてはどんな文字列を渡す事もできますが、クリックされたときに起こるアクションはデベロッパによってプログラムされた内容によります。
これはつまりタグがクリックされときに、URLではなく、ファイル、4Dメソッド等を開いたり実行したりすることができるということです。 ST Get content typeコマンドによって、ユーザーリンクがクリックされたかどうかを検知することもできます。
ユーザーリンクは ST SET TEXT コマンドを使用して定義されます。以下の様に定義します:
ST SET TEXT(txtVar;"This is a user link: <span style=\"-d4-ref-user:'UserLink'\">User Label</span>";$start;$end)
v14以降、スタイル付テキストにどんなタグも挿入することが出来るようになりました。例えば<img src="http://doc.4d.com/pictures/ja.png">のようなタグでもです。タグは標準テキストのコードに保存されますが、解釈されたり表示されたりすることはありません。これは例えば、HTMLフォーマットのEメールの中に画像を挿入するような場合に特に有効です。
ここでは <SPAN> タグの属性としてサポートされる4Dのリッチテキストエリアのスタイルを説明します。これらの属性を使用してカスタムスタイルを指定することも可能です。ここで説明されている属性のみを4Dはサポートします。
<SPAN STYLE="font-family: フォントファミリ"> ... </SPAN>
<SPAN STYLE="font-size: 20pt"> ... </SPAN>
<SPAN STYLE="color:green"> ... </SPAN>
または
<SPAN STYLE="color:#006CCC">...</SPAN>
<SPAN STYLE="background-color:green"> ... </SPAN>
または
<SPAN STYLE="background-color:#006CCC">...</SPAN>
注: Mac OSではこの属性が無視されます。オブジェクトが更新されるときにこの属性は取り除かれます。
フォントカラーと背景色属性では、カラー値としてRGBの16進およびW3Cによって標準CSSのために定義された16のHTMLカラー名を指定できます。:

