| 4D v13.44Dプログラミング言語 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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    4D v13.4
 4Dプログラミング言語 
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| 演算子 | オペレーション | 例 | 
| + | 加算(足し算) | 1 + 2の結果は3 | 
| ? | 減算(引き算) | 3 ? 2の結果は1 | 
| * | 乗算(かけ算) | 2 * 3の結果は6 | 
| / | 除算(割り算) | 6 / 2の結果は3 | 
数値演算子は、使用可能な演算子のうちの1つのタイプにすぎません。4Dは、数値、テキスト、日付、ピクチャ等、異なるタイプのデータを扱うために、各データタイプに対する演算を実行するための演算子を備えています。
同じ記号でも処理を実行するデータタイプによって、異なる意味に使用される場合があります。例えば、プラス記号(+)は下記のように、各データタイプによって異なる演算を実行します。
| データタイプ | オペレーション | 例 | 
| 数値 | 加算(足し算) | 1 + 2 は数値を加算し、結果として3になります。 | 
| 文字 | 連結(結合) | “みなさん” + “こんにちは”連結(結合)して“みなさんこんにちは”になります。 | 
| 日付と数値 | 日付の加算 | !2006/12/4! + 20 は、2006年12月4日に20日を加算し、2006年12月24日になります。 | 
式は、値を返します。実際に、プログラミング言語として使用している場合は、常に式を使用します。式は、“フォーミュラ”と呼ぶこともあります。
式は、コマンド、演算子、変数、フィールド等プログラミングのほとんどの部分で使用します。式により、ステートメント(メソッドの1文や1行)を構成します。必要に応じて、メソッドの任意の場所に式を使用することができます。
式が単独で使われることはほとんどありませんが、単独で使用できる場合がいくつかあります。
数値の4または文字列の“こんにちは”等の定数だけで構成された式の値は、常に一定で、決して変わることはありません。
演算子を使用すると、式でさまざまなことを実行することができます。前節で、演算子を使用する式を既に紹介しました。例えば、4+2は加算演算子を使用した式で2つの数値を加算し、結果として6を返します。
データタイプによって、以下の7つのタイプの式を使用することができます。
以下の表は7つのタイプの式ごとに例を示します。
| 式 | タイプ | 説明 | 
| “こんにちは” | 文字 | これは文字列定数“こんにちは”です。 文字列定数であることを表すために二重引用符が必要です。 | 
| “こんにちは”+“みなさん” | 文字 | 二つの文字列“こんにちは”と“みなさん”は+演算子により結合され“こんにちはみなさん”を返します。 | 
| [People]Name+“様” | 文字 | 二つの文字列の結合です。 [People]Nameフィールドと文字列“様”が結合されます。フィールドの値が“小林”の場合、“小林様”を返します。 | 
| Uppercase (“smith”) | 文字 | この式はUppercase 関数を使用しています。Uppercase 関数は文字列“smith”を英大文字に変換します。そして“SMITH”を返します。 | 
| 4 | 数値 | これは数値定数 4です。 | 
| 4 * 2 | 数値 | 二つの数値の4と2の乗算です。乗算オペレータの(*)を使用しています。数値の8を返します。. | 
| MyButton | 数値 | これはボタンの名前(変数名)です。 ボタンの現在の値を数値で返します。クリックされた場合に1、それ以外では0(ゼロ)を返します。 | 
| !06/12/24! | 日付 | この式は日付定数で2006年12月24日を表します。 | 
| Current date + 30 | 日付 | これは日付を計算しています。“Current date ”関数は現在の日付を返します。現在の日付に30日を加えた新しい日付を返します。 | 
| ?8:05:30? | 時間 | これは時間定数で、8時5分30秒を表します。 | 
| ?2:03:04? + ?1:02:03? | 時間 | これは二つの時間の足し算を行い、3時5分7秒を返します。 | 
| True | ブール | これはブール値のTRUE(真)を返します。 | 
| 10 # 20 | ブール | これは二つの数値の論理比較です。#記号は、“等しくない”を表します。10と20は “等しくない”のでTRUE(真)を返します。 | 
| “ABC” = “XYZ” | ブール | これは文字列の論理比較です。文字列は等しくないのでFALSE(偽)を返します。 | 
| MyPicture + 50 | ピクチャ | この式はMy Picture変数に入っているピクチャを右に50ピクセル移動したピクチャを返します。 | 
| ->[People]Name | ポインタ | この式は[People]Nameフィールドのポインタを返します。 | 
| Table (1) | ポインタ | このコマンドは一番目に定義されたテーブルのポインタを返します。 | 
	プロダクト: 4D
	テーマ: プログラミング言語の構成要素