リストボックス列にはマスターテーブルのフィールドあるいは他のテーブルのフィールドを関連付けることができます。マスターテーブルについてはリストボックス特有のプロパティを参照してください。
すべてのケースでリストボックスの内容は、リストボックスのマスターテーブルのカレント/命名セレクションに基づきます:
- マスターテーブルのフィールドのみを使用する場合、リストボックス行にはマスターテーブルのセレクションの内容が表示されます。
 - マスターテーブルに属さないフィールドを使用する場合、これらの“外部”テーブルはマスターテーブルにN対1でリレートしていなければなりません。そうでない場合“外部”フィールドは空で表示されます。自動リレーションがマスターテーブルセレクションの各レコードごとに実行され、リストボックスにはリレートしたフィールドの対応するデータが表示されます。 
マニュアルリレーションを使用する場合、リストボックスにデータを表示するためにはリレーションを有効化するプログラムを書く必要があります。 
リストボックス定義の矛盾のため列が空で表示される場合、アプリケーションモードで不正な列ごとにエラーメッセージが表示されます。
異なるケースを説明するために例題を使用します。 
2つのテーブル[Companies]と[Employees]を持つデータベースがあります。 
- [Companies]テーブルのカレントセレクションは以下の通りです:
| Company Name | 
| Big Encyclopedias | 
| Tiny Computers | 
| Boring Travel Company | 
 
- [Employees]テーブルのカレントセレクションは以下の通りです:
| First Name | Last Name | Company Name | 
| Carla | Packard | Boring Travel Company | 
| Andrew | Black | Tiny Computers | 
| Vincent | Laughter | Boring Travel Company | 
| Oliver | Dawson | Boring Travel Company | 
| Sylvia | Fairview | Tiny Computers | 
| Robert | Lanzel | Big Encyclopedias | 
| Arnold | Schmitt | Boring Travel Company | 
| Elizabeth | Jones | Big Encyclopedias | 
| Yolanda | Court | Tiny Computers | 
| Pascal | Pratt | Tiny Computers | 
  
[Companies]Nameフィールドがリストボックスの最初の列に関連付けられます。[Employees]First Nameと[Employees]Last Nameフィールドが続く列に割り当てられます。リストボックスのデータソースはカレントセレクションです。
- ケース1: 2つのテーブルが自動リレートされている場合

1) リストボックスのマスターテーブルが[Employees]の場合。リストボックスには[Employees]テーブルのカレントセレクションが表示され、各従業員の勤務先を表示するために自動リレーションが実行されます:  

2) リストボックスのマスターテーブルが[Companies]の場合。リストボックスには[Companies]テーブルのカレントセレクションが表示されます。このセレクションには3レコードしかないため、リストボックスには3行表示されます。[Employees]First Nameと[Employees]Last Nameフィールドの列は空になります:

 
- ケース2: 2つのテーブルはリレートされていない場合 (またはマニュアルリレートが使用されている場合)。 

1)  リストボックスのマスターテーブルが[Employees]の場合。リストボックスには[Employees]テーブルのカレントセレクションが表示されます。[Companies]Nameフィールド列は空です: 

2) リストボックスのマスターテーブルが[Companies]の場合。リストボックスには[Companies]テーブルのカレントセレクションが表示されます。このセレクションには3レコードしかないため、リストボックスには3行表示されます。[Employees]First Nameと[Employees]Last Nameフィールドの列は空になります:

 
他のテーブルのセレクションはプログラムで管理することができ、そうすればマスターテーブルに属さないフィールドが関連付けられた列を表示することができます。