4D v16.3

SVG Find element ID by coordinates

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SVG Find element ID by coordinates

SVG Find element ID by coordinates 


 

SVG Find element ID by coordinates ( {* ;} pictureObject ; x ; y ) -> 戻り値 
引数   説明
演算子 in 指定時、pictureObjectはオブジェクト名 (文字列) 省略時、pictureObjectはフィールドまたは変数
pictureObject  ピクチャー in オブジェクト名 (* 指定時) または フィーウドまたは変数 (* 省略時)
倍長整数 in X座標 (ピクセル)
倍長整数 in Y座標 (ピクセル)
戻り値  文字 in X, Yの位置に見つかった要素のID

説明   

SVG Find element ID by coordinatesコマンドは、 pictureObject引数で指定されたSVGピクチャ内で、x, y座標により設定された場所で見つかるXML要素のID ("id" または "xml:id" 属性) を返します。 このコマンドは特に、SVGオブジェクトを使用してインタラクティブなインタフェースを作成する際に使用します。

Note: SVGフォーマットに関する詳細はXMLユーティリティコマンドの概要を参照してください。

オプションの * 引数を渡すと、pictureObject 引数はオブジェクト名 (文字列) であることを示します。この引数を渡さないと、pictureObject 引数はフィールドまたは変数であることを示します。この場合文字列ではなくフィールドまたは変数の参照 (フィールドまたは変数のみ) を渡します。

ピクチャがフォームに表示されている必要はないことに留意してください。この場合、"オブジェクト名" を使用するシンタックスは使用できず、フィールドまたは変数を渡さなければなりません。

xy 引数に渡す座標は、ピクチャの左上隅(0,0)からの相対位置で示されたピクセル数でなければなりません。フォームに表示されたピクチャのコンテキストでは、 MouseX と MouseY システム変数の値を使用できます。これらの変数はフォームイベントのOn ClickedOn Double ClickedOn Mouse Up および On Mouse EnterOn Mouse Move で更新されます。

Note: ピクチャの座標システムにおいて、ピクチャ表示フォーマットにかかわらず、ピクチャがスクロールやズームされていても、MouseXとMouseYは常にピクチャの同じ場所を指し示します (繰り返しフォーマットを除く) 。

使用されるポイントは最初に見つかったポイントです。例えば以下のケースでは、Point Aが渡されると円のIDが返され、Point Bが渡されると四角のIDが渡されます:

座標が重ね合わせまたは複合オブジェクトに対応する場合、コマンドは必要に応じて親要素の間をさかのぼり、有効なID属性を持つ最初のオブジェクトのIDを返します。

コマンドは以下の場合空の文字列を返します:

  • ID属性を見つけられないままrootに達した場合。
  • 座標がオブジェクトを指していない場合。
  • ID属性値が空の文字列の場合。
Note: このコマンドはopacity値 ("fill-opacity" 属性) が0.01より小さいのオブジェクトを検知することはできません。

pictureObjectが有効なSVGピクチャを含んでいない場合、コマンドは空の文字列を返しOKシステム変数に0が設定されます。コマンドが正しく実行されればOKシステム変数に1が設定されます。



参照 

SVG Find element IDs by rect

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: SVG
番号: 1054

このコマンドはOKシステム変数を更新します

 
履歴 

初出: 4D v11 SQL Release 3

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)