4D v14.3ユーザフォームの概要 |
||
|
4D v14.3
ユーザフォームの概要
ユーザフォームの概要
4Dのバージョン2004から、デベロッパはカスタマイズされたフォームを作成したり修正したりする機能を、ユーザに提供することができます。これらの "ユーザフォーム" はその他の4Dのフォームのように使用することが可能です。 ユーザフォームはデベロッパによって作成された標準的な4Dフォーム ("ソース" または"デベロッパ" フォームと呼びます) をベースとして、フォームエディタでユーザによる編集可プロパティが適用されているフォームです。(EDIT FORMコマンドで呼び出される) 簡略化されたフォームエディタを用いて、ユーザはフォームの外観を修正したり、(定義済みオブジェクトのライブラリを使用して) グラフィックオブジェクトを追加したり、エレメントを隠したりするなどの編集ができます。デベロッパは許可するアクションをコントロールできます。 ユーザフォームは2つの異なる方法で使用可能 です:
ユーザフォームのメカニズムは、4Dのローカルモード、4Dサーバおよび4Dデスクトップにおいて、コンパイルされたデータベースとインタープリタデータベースの両方で機能します。クライアント/サーバモードでは、修正されたユーザフォームはすべてのマシンで利用可能です。 4Dはフォームに加えられた変更を自動的に処理します。フォームがユーザによる編集可として設定されると、デザインモードではフォームがロックされます。フォームオブジェクトへのアクセスを可能にするために、デベロッパはロック解除するアイコンを必ずクリックしなければなりません。この作業により関連するユーザフォームは無効となり、再作成しなければなりません。"ソース" フォームが削除されると、関連するユーザフォームも同じく削除されます。 ユーザフォームは、メインストラクチャファイル (.4DB/.4DC) と同階層に、.4DA 拡張子の別ファイルとして格納されます。このファイルは "ユーザストラクチャファイル" と呼ばれます。このファイルの動作は透過的です。ユーザフォームが存在すると、4Dはそれを使用します (LIST USER FORMS コマンドにより、いつでも有効なユーザフォームを見つけることが可能です) 。またFORM SET INPUTコマンドとFORM SET OUTPUTコマンドはこのファイルの中でユーザフォームを探します。ユーザフォームが無効な場合、そのフォームは削除され、4Dはソースフォームをデフォルトで使用します。 ユーザフォーム管理コマンドを使用する際、特定なエラーコードが返される場合があります。-9750 から -9759までのコードについてはデータベースエンジンエラー (-10600 -> 4004)に記述されています。 ユーザフォームメカニズムはプロジェクトフォームとの互換性はありません。従って、"ユーザフォーム" テーマのコマンドをプロジェクトフォームに対して使用することはできません。 |
プロパティ
プロダクト: 4D ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2) Inherited from : ユーザフォームの概要 ( 4D v12.4) |