●テーブル ●4Dエクスプローラ ●リレート ●パスワードエディタ ●フィールド ●4Dフォームウィザード ●選択リスト ●フォームエディタ ●4Dストラクチャ自動作成 ●メニューエディタ
4Dでは、データベーステーブル管理よりもソリューション作成に時間がかかります。
●テーブルやカラムはビジュアルに表現され、色付きのEntity Relationship Diagram (ERD)が提供される。
●テーブル、フィールド、リレートそれぞれに色を割り当てられるため、ビジネスモデルを明確にイメージできる。
●テーブル、フィールド、フィールドデータタイプ、リレートがわかりやすく表示されるため、ストラクチャの参照や修正が容易。
●強力なエクスプローラを使い、4Dの全オブジェクトを簡単に参照できる。
4D Serverには完璧なマルチユーザ開発環境が用意されています。
●データベースの全オブジェクトのチェックイン、チェックアウトを自動管理。
●他のプログラマによって使用中のオブジェクトも、リードオンリー状態で参照、操作可能。
●データベースへの変更はチームの各開発者に対し、リアルタイムで反映される。更新されたオブジェクトは、処理後直ちに全プログラマから利用できる。
●4D Serverはデータベースエンジンを備えた統合マルチユーザ開発環境なので、開発者はプログラムとテストを同時に行える。
外観
・表示/非表示 ● 垂直方向/水平方向へのリサイズ ● 垂直方向/水平方向へのスクロール ● カラー
アクセス権
アクセス権は、4Dのビルトインパスワードシステムに基づき、テーブルごとに割り当てられます。したがって、設計者はレコードのロード、保存、追加、削除をテーブルごとに制御できます。
トリガ
トリガを使い、レコードのロード、保存、追加、削除など、通常のデータベース処理を集中的に実行できます。
データセグメント管理
4Dでは128ギガバイトまでのファイルがサポートされます。4Dのデータファイルはセグメント化し、パーティション分けすることができるので、単一ファイルを複数ボリュームにまたがって持つことができます。このセグメント化は、データベースのレコード数に関わらずいつでも行えます。データは利用できるデータセグメントに保存されます。
テーブルおよびストラクチャ操作に関するコマンド
Current default table、Current form table、DEFAULT TABLE、INPUT FORM、OUTPUT FORM
ストラクチャアクセス
Count fields、Count tables、Field name、GET FIELD PROPERTIES、SET INDEX
トリガ
Database event、Trigger level、TRIGGER PROPERTIES
外観
●テーブル間のリレート設定は、2つのリレートフィールド間に線を引くだけで行える。リレート先フィールドに情報を入力してリレートを設定することも可能。リレートは4Dによりグラフィック的に表示される。
●ユーザがカラーを設定できるので、リレートやカスケードリレートの参照が楽に行える。
●デザインエディタでテーブルが移動された場合には、リレートの表示も自動的に再編成される。
n対1、1対n
4Dの自動リレートを設定するために、コードを書く必要はありません。
●リレート先フィールドが追加されると、4Dによりリレートの整合性が自動的に保たれ、別のテーブルやサブフォームにリレートした値が代入される。
●開発者の指定によって、レコードの削除を自動的に処理する。
☆nテーブルのレコードを残して削除
☆nテーブルのレコードも削除
☆nテーブルのレコードがなければ削除
これらの機能は次のコマンドを使い、プログラムで制御できます。
CREATE RELATED ONE、RELATE MANY、RELATE MANY SELECTION、RELATE ONE、RELATE ONE SELECTION、SAVE RELATED ONE.
互換性の理由から残されたコマンド:OLD RELATED MANY、OLD RELATED ONE、SAVE OLD RELATED ONE
フィールドの主要なプロパティはストラクチャ設計の際に設定します。これらのプロパティはそのフィールドが使用されるフォームに自動継承されます。インデックス付きや重複不可のプロパティ以外は、フォームレベルで変更可能です。
4Dは国際標準やローカルな要件をすべてみたしています。たとえば、数値フィールドをアメリカではUS貨幣用として、ドイツではDM用として使用できます。スタイルシートを使うと、データベース全体を通してフィールドの形式を集中管理でき、また他のフィールドプロパティ同様にフォームレベルで設定を変更できます。
4Dには11種類のフィールドタイプがあります。
文字
長さは80桁まで
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
テキスト
32,767桁まで
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 説明、ヘルプ
実数
有効桁数19桁、小数点精度18桁、化学記号法サポート
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
整数
-32,768から+32,767までの値
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
倍長整数
-2,147,483,648から+2,147,483,647までの値
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
日付
2000年対応
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
時間
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
ブール
スタティック
●インデックス付き ● 重複不可
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 選択リスト ● 説明、ヘルプ
ピクチャ
フォームレベルで変更可能
●必須、表示のみ、修正不可 ● 表示/非表示 ● カラー ● 圧縮オプション:動画、コンポネントビデオ、グラフィック、フォトJPEG
ビデオ
●白黒、256グレースケール、数百万色 ● 説明、ヘルプ
注:ピクチャ以外のオブジェクトもピクチャフィールドでサポートされます。:サウンド、4Dプロダクティビティプラグインデータ、あらゆるデータ、ドキュメント、外部エリアで処理されたファイル
サブテーブル
サブテーブルはフィールド内にテーブルを生成します。サブテーブルは複数の値を持つフィールドで、親レコードに可変量のデータが含まれる場合に使用されます。サブファイルのサブフィールドにはすべてのデータタイプを指定できます。サブテーブルは親フォーム内で自動的にサイズ設定され、可変フレーム付きでプリントすることができます。
●全フィールドタイプ、カラー ● 説明、ヘルプ
BLOB
2ギガバイトまで
フォームレベルで変更可能
●表示/非表示 ● カラー ● 説明、ヘルプ
メソッド内で使用可能
文字列:Ascii、Change string、Char、Character Reference Symbols、Delete string、Insert string、ISO to Mac、Length、Lowercase、Mac to ISO、Mac to Win、Num、Position、Replace string、String、Substring、Uppercase、Win to Mac
一連の値:Average、Max, Min, On a Series、Std deviation、Sum、Sum squares、Variance
算術関数:Abs、Arctan、Cos、Dec、Exp、Int、Log、Mod、Random、Round、 SET REAL COMPARISON LEVEL、Sin、Square root、Tan、Trunc
日付と時間:Add to date、Current date、Current time、Date、Day number、Day of、Milliseconds、Month of、SET DEFAULT CENTURY、Tickcount, Time、Time string、Year of
ピクチャ:COMPRESS PICTURE、COMPRESS PICTURE FILE、LOAD COMPRESS、PICTURE FROM FILE、PICTURE PROPERTIES、Picture size、SAVE PICTURE TO FILE
ブール:False、Not、True
BLOB:BLOB PROPERTIES、BLOB size、BLOB TO DOCUMENT、BLOB to integer、BLOB to list、BLOB to longint、BLOB to real、BLOB to text、BLOB TO VARIABLE、COMPRESS BLOB、COPY BLOB、DELETE FROM BLOB、DOCUMENT TO BLOB、EXPAND BLOB、INSERT IN BLOB、INTEGER TO BLOB、LIST TO BLOB、LONGINT TO BLOB、REAL TO BLOB、SET BLOB SIZE、TEXT TO BLOB、 VARIABLE TO BLOB
データ制御・入力可選択リスト選択リストにはあらかじめ定義した値が表示され、大半の4Dフィールドおよび変数オブジェクトにその値を割り当てることができます。リストはデータベースレベルで割り当てることができ、またフォームやオブジェクトレベルでの変更が可能です。リストはダイナミックな特徴を持っていますが、手動またはプログラムから修正することができます。
リストの一般的な使用法
●オブジェクトに関連するリスト項目をユーザに提示する。
●ユーザが使用できる項目をリスト項目に限定する。
●入力される値をリスト項目以外のものにする。
仕様
●フォームに応じて、異なるリストをフィールドに付属させることができる。
●階層リスト:リストを別のリストにリンクすることができる。たとえば、猫を哺乳類にリンクし、哺乳類を動物にリンクする。
●項目にアイコンを付けることができる。
●リストアイテムはソート可。
メソッド内で使用可能
ARRAY TO LIST、LIST TO ARRAY、BLOB to list、List to BLOB、SET CHOICE LIST
次のような場合、4Dストラクチャを自動作成できます。
●4D標準のデータ読み込みダイアログを使用する。
このダイアログで、DBFファイルにデータを読み込むことにより、4Dはテーブルを作成する。
●4D Insiderの使用
4D Insiderはポイント&クリック、ドラッグ&ドロップで作業できるシステムで、コンポネントの構築や既存のアプリケーションのモジュール化やマージ、データオブジェクトの検証とその依存関係を調べることが可能。
1.すでに作成されたコンポネントを使い、完全な4Dデータベースを作成。
2.SQL2 descriptionモデルに基づいたテーブル作成。
●4D ODBCの使用
4D内でODBCに準拠するデータベースアプリケーションからテーブルを挿入できる。
●4D SQL Serverと4D for Oracleの使用
既存のSybase、MS SQL Server、Oracleテーブルに基づいて4Dストラクチャを作成可能。
4Dエクスプローラはデータベースオブジェクトにアクセスするためのナビゲーションツールです。4Dエクスプローラには数々の機能があります。
●調査、研究用ツールとして:全データベースオブジェクトに対し、プレビューエリアが表示される。このエリアは拡張したり、隠したり、サイズ変更することができる。
●インタラクティブなダッシュボードとして:4Dエクスプローラを使い、オブジェクトを即座に編集したり、新しいオブジェクトを作成することができる。
●ポイント&クリック、ドラッグ&ドロップ可能なツールボックスとして:4Dエクスプローラを使うと、全4Dオブジェクトに簡単にアクセスできる。オブジェクトには、定数や4Dコマンド、ユーザ定義の選択リストが含まれる。またデザイン要素間でのやり取りも行える。たとえば、テーブルのフィールドをフォームやメソッドにドラッグしたり、あるテーブルから別のテーブルにフィールドをドロップするだけで、n対1や1対nのリレートを設定できる。
テーブル
●テーブルのアルファベット順表示
●クリック:選択したテーブルのプレビュー
●ダブルクリック:テーブルプロパティの編集
●グローバルストラクチャ内のテーブルのフィールドを拡げる。
●フィールドをダブルクリック:フィールドプロパティの編集、または他の4Dオブジェクトへのドラッグ&ドロップ
フォーム
●テーブルのフォームのアルファベット順表示
●クリック:選択したテーブルのフォームのプレビュー
●ダブルクリック:フォーム編集
●新規ボタンクリック:新規フォームウィザードを表示して新しいフォーム作成、または既存のテンプレートの再利用
●メソッドにフォームをドラッグ&ドロップ
メソッド
●データベースメソッド
クリック:6つのデフォルトデータベースメソッドを一覧表示。
ダブルクリックすると、このデフォルトデータベースメソッドにコードを追加できる。
●フォーム、トリガメソッド
テーブルをクリック:トリガメソッドの表示または作成。
フォームをクリック:フォームメソッドの表示または作成。
●プロジェクトメソッド
●メソッドをドラッグ&ドロップし、別の4Dオブジェクトに関連付ける。
定数
約500の定数が種類別に分けられ、メソッド内にドラッグ&ドロップできる:4D Environment, Ascii Code, BLOB, Clipboard, Colors, Communications, Database Engine, Database Events, Date Display Format, Days and Months, Events - Modifiers, Events -What, Expressions, Fields and variable types, Find Windows, Font Styles, Form Events, Functions Keys, Hierarchical Lists, ISO Latin Characters Entities, Open Windows, Picture Display formats, Platform Interfaces, Platform properties, Process state, Query Destinations, Resources Properties, Screen Depth, Set RGB Colors, Standard System Signatures, TCP Port Numbers, Test Path Name, Time Display format, Window kind
コマンド
約600のコマンドがトピック別に分けられ、メソッド内にドラッグ&ドロップできる:Arrays, ASCII, BLOB, Booleans, Clipboard, Communications, Compiler, Data Entry, Database Methods, Time and date, Debugging, Drag and Drop, Entry Control, Error codes, Form Events, Form Pages, Graphs, Hierarchical Lists, Import and Export, Interruptions, Language, Math, Menus, Messages, Named Selections, Object Properties, OLE Services, On a Series, PicturesPrinting, Process(Communications), Process (User Interface), Processes, Queries, Record Locking, Records, Relations, Resources, Selection, Sets, String, Structure Access, Subrecords, System Documents, System Environment, Table, Transactions, Triggers, User Interface, Users and Groups, Variables, Web Server, Windows
リスト
ユーザ定義の選択リストの表示、編集。
他のものと同様に、4Dのパスワードエディタはそれ自体で完全な環境を構成します。パスワードシステムを使い、デザイナ、管理者、ユーザ間の違いを明確に定義し、データベースに関するグループや個人の権限を正確に設定します。
プロパティ
●データベースユーザを指定。 ● データベースに関し、異なるアクセスレベルを持つユーザグループの作成。 ● 別グループ内にユーザグループをネストし、ユーザ階層を作成。 ● 各ユーザが作成したオブジェクトを所有するグループを指定。 ● 各ユーザごとに起動時メソッドを割り当て。 ● グループオーナーを指定。
目的
アクセスグループ作成後、次の機能へのアクセスを完全に制御できます。
●デザインモード ● テーブルプロパティと操作 ● レコード操作 ● 入力、出力フォーム ● メソッド ● メニュー項目 ● プラグインとエクステンション
メソッド内で使用可能
CHANGE ACCESS, CHANGE PASSWORD, Current user, DELETE USER, EDIT ACCESS, GET GROUP LIST, GET GROUP PROPERTIES, GET USER LIST, GET USER PROPERTIES, Is user deleted, SET GROUP PROPERTIES, SET USER PROPERTIES, User in group
4Dはこの市場において、最も精巧に作られた高速開発用ソリューションのひとつです。ポイント&クリックで作業できる4Dフォームウイザードを使い、さまざまなフォームを容易に作成し、データへのアクセスを速やかに行うことができます。それだけではありません。他のウィザードとは違い、4Dフォームウイザードはユーザに応答を求めるだけではありません。オプションパネルやフォームデザインの最適化や再利用方法を提示し、また、リアルタイムで設定結果をプレビューすることができます。
4Dフォームウイザードはインタラクティブでパワフルなカスタマイズできるフォームデザインツールです。
テーブル、フィールド、テンプレート選択
●フォームタイプ(詳細、リスト、入/出力、印刷用) ● テンプレート選択(13種類のデフォルトテンプレート、Web用テンプレートを含む) ● 作成したフォームやテンプレートの保存 ● 別のテーブルのフィールドを選択 ● フィールド順序の入れ替え ● グループボックスにフィールドをグループ化し、グループボックスに名前を付ける
スタイル
●各オブジェクトタイプに対するスタイル(フィールド、必須フィールド、インデックス付重複不可フィールド、リレートフィールド、グループボックステキスト、フォームタイトル、インフォメーション、チェックボックス/ラジオボタン) ● ラベル編集:フォント、フォントサイズ、フォントスタイル、スタイルシート ● フィールド編集:フォント、フォントサイズ、フォントスタイル、スタイルシート
プラットフォームインタフェース
●自動、フォームから引き継ぐ、Copland、MacOs、Windows 3.1、Windows 95 ● 外観:なし、標準、ドット、浮き上がり、くぼみ、二重 ● 前面、背面、なし
オプション
●フォームサイズ:幅、高さ、画面サイズ(自動、低解像度windows、9", 13"、15"、 17"、20" Macintosh、PowerBookまたはWindows) ● フィールドに合わせる ● フォームサイズ制限のため、全ボタンが配置できない場合の統合アラートシステム ● ラベル位置:ラベル無し、フィールドの左、フィールドの上 ● レコード番号/レコード数 ● フォームタイトル ● 背景ピクチャ(デフォルトで25パターン) ● ピクチャライブラリ:フォーム、ツールバーアイコン、ピクチャメニュー項目の 要素として使用できるグラフィックを保存。このピクチャライブラリを使い、一箇所に保存しているグラフィックを複数箇所で使用でき、クロスプラットフォーム互換性の維持に役立てることができる。 ● 関連メニューバー ● 選択したフィールド数が1ページに納まりきらない場合、自動的にページを追加
ボタン
●ボタンの種類選択(デフォルトごとに11) ● 使用する前にボタンの種類の外観を表示 ● フォーム中のボタンの位置を選択:上部(左、中央、右)、下部(左、中央、右)、 右(左、中央、右)、左(左、中央、右) ● ビルトインボタン動作:キャンセル、レコード削除、先頭ページ、最終ページ、 最終レコード、次ページ、次レコード、前ページ、前レコード。ユーザがボタンをクリックした際の動作を指定するメソッドを書く必要はない。
サブフォーム
●サブフォームのオブジェクト ● サブフォームのフォーム ● 表示のみ、選択可、入力可(リストフォームでデータ入力を許す)、 ダブルクリック可(フルページでのデータ入力を許す)、サブフォームボタン追加 ● フォームデザイン選択
4Dフォームウィザードで作成したフォームは、そのまま使うこともできますし、後でフォームエディタを使用して修正することもできます。また、フォームエディタを使って最初からフォームを作成することも可能です。
4Dのフォームエディタは高度な描画用パッケージに匹敵する機能を備えています。オブジェクトベースなので、あらゆるイベント、オブジェクト、フィールド、変数、グラフィック、リレートテーブル、サブフォームなど、フォームで使われる要素をすべてポイント&クリック、ドラッグ&ドロップ作業で制御できます。したがってプログラミングにかかる時間が節約でき、フォームやフォームテンプレートの再利用がしやすくなります。
4Dでは、オブジェクトのプラットフォーム外観からオブジェクトに付随するスクリプトの実行に至るまで、フォームの各オブジェクトを完全に制御できます。各オブジェクトは名前で識別され、この名前は4Dにより自動的につけられますが、手動で変更することができます。
一般機能
●グリッド定義、グリッドのオン/オフ
●カスタマイズできるルーラ単位(ポイント、センチ、インチ)
●カスタマイズできるフォームスケール比率(MacintoshからWindowsへ、WindowsからMacintoshへ、固定比率、ピクチャもスケーリングする)
●ページ自動移動
●マスターページ
●背景ピクチャやピクチャボタンに対するピクチャ管理の最適化(ピクチャライブラリ使用)
●ツール/オブジェクトパレットの表示/非表示
●全オブジェクトプロパティおよびそのオブジェクトに関連するイベントメソッドを含むコピー&ペースト。
●特定のメニューを特定のフォームに連結
●出力フォーム、レポート、ラベル用のラインおよびマーカ制御
フォームプロパティ
●プラットフォームインタフェース:データベースから引き継ぐ、自動、Copland、MacOs、Windows 3.1、Windows 95
●アクセス権およびオーナーの変更
●フォームイベント制御(25項目)
●自動または手動でのウインドウのリサイズ
●自動または手動でのウインドウのリサイズ。サイズ変更オプション:サイズ変更可、幅固定、高さ固定、最大幅または最大高さ、最小幅または最小高さ。
オブジェクトタイプ
●描画オブジェクト(矩形、角の丸い矩形、楕円、線) ● フォームグリッド(ローおよびカラム番号のダイアログ) ● グループボックス(およびラベル) ● テキストオブジェクト ● フィールドおよび標準変数 ● ボタン ● ハイライトボタン ● 3Dプッシュボタン ● 透明ボタン ● ピクチャボタン ● ボタングリッド ● ラジオボタン ● 3Dラジオボタン ● コンボボックス ● 階層リスト ● メニュー/ドロップダウンリスト ● チェックボックス ● 3Dチェックボックス ● ラジオピクチャ ● タブコントロール ● ポップアップ ● 階層ポップアップ ● ピクチャメニュー ● スクロールエリア ● グラフ ● サーモメータ ● ダイアル ● ルーラ ● サブフォーム ● プラグインまたは外部オブジェクト
オブジェクト配置
●右、左、下、上、垂直方向中央、水平方向中央への位置調整
●垂直方向、水平方向への配置
●グループ化/グループ解除
●前面へ/背面へ
●オブジェクト複製
●カスタマイズ可能なタブおよび入力順制御
オブジェクトプロパティ
●オブジェクト名
●座標
・サイズ変更位置調整オプション:水平方向/垂直方向拡大、水平方向/垂直方向移動。自動サイズ変更により、フォームを拡大するとオブジェクトも拡大され、縮小するとオブジェクトも縮小される。自動位置調整をオンにすると、ユーザがウインドウサイズを小さくすると、4Dによりオブジェクトが見える位置に保たれる。ユーザがボタン行のサイズを変更し、いくつかのボタンが隠れてしまうような場合、自動位置調整機能により表示できる位置にボタンが移動される。
●カラー−背景/前景
●パターン、境界線、線幅
●プラットフォームインタフェース(フォームから引き継ぐ、Copland(MacOS 8)、MacOS、Windows 3.1、Windows 95)
●外観:なし、標準、ドット、浮き上がり、くぼみ、二重
●フォアグラウンド、バックグラウンド、なし
●属性:タブ有効、ドラッグ可能、フォーカス表示、ドロップ有効
●プリント時可変
●垂直方向スクロールバー表示
●フォント属性:フォント、フォントサイズ、スタイル、スタイルシート(編集可)、文字揃え
●必須入力
●自動スペルチェック
●オブジェクトリスト
●オブジェクトメソッド
●選択リスト
●指定リスト
●除外リスト
●最大値
●最小値
●デフォルト値
●説明とヘルプ
●イベント(17項目)のメソッド実行トリガ制御
●オブジェクトメソッド
データ表示
4Dではフィールド用に数々の表示フォーマットが用意されています。さらに、ユーザは独自の表示フォーマットや入力フィルタだけでなく、表示フォーマットや入力フィルタ用スタイルシートを作成することもできます。
●テキストフィールドとテキスト変数
プリント時可変
スクロールバー付き/なし表示
・実数、整数、倍長整数フィールドと変数 正の値、負の値、ヌル 18種類の定義済み表示フォーマット ユーザ定義のフォーマットおよびスタイル
●日付フィールドと変数
複数のデフォルト表示フォーマット
あらゆるインターナショナルおよび国内用カレンダーフォーマット
●時間フィールドと変数 5種類の表示フォーマット:HH:MM:SS、HH:MM、Hour Min、HH:MM AM/PM、HH:MM AM/PM あらゆるインターナショナルおよび国内用フォーマット
●ブールフィールドと変数
ラジオボタンの一対として
チェックボックスとして
ユーザ定義のラベル
●ピクチャフィールドと変数 あらゆる圧縮オプションおよびカラー定義 カット&ペーストフォーマットサポート:PICT、EMF、WMF、BITMAP 表示フォーマットサポート:PICT、Quicktime、embedded WMF、embedded EMF ACI-Pack利用(無償の4Dユーティリティプロダクト):PICT、BMP、WMF、 EMF、JPEG 表示:切り捨て(中央)、切り捨て(中央寄せ無し)、スケーリング、スケーリング (均等)、背景
●数値、日付、時間、文字フィールドや変数用入力フィルタ。入力フィルタはユーザが4Dオブジェクトに入力できるデータを制御する。たとえば、電話番号用の入力フィルタを使うと、データ入力をガイドし、エリアコードに基づく高速検索を楽に行えるようになる。他のオブジェクトプロパティ同様、入力フィルタはプログラムから変更可能。
メソッド内で使用可能
配列:ARRAY BOOLEAN, ARRAY DATE, ARRAY INTEGER, ARRAY LONGINT, ARRAY PICTURE, ARRAY POINTER, ARRAY REAL, ARRAY STRING, ARRAY TEXT, ARRAY TO LIST, ARRAY TO SELECTION, COPY ARRAY, DELETE ELEMENT, DISTINCT VALUES, Findin array. INSERT ELEMENT, LIST TO ARRAY, SELECTION TO ARRAY, Size of array, SORT ARRAY, SUBSELECTION TO ARRAY, Using the element zero of an array
ドラッグ&ドロップ:Drag and drop position、DRAG AND DROP PROPERTIES
フォームおよびオブジェクトイベント:On Load, On Unload, On Validate, On Display Details, On Activate, On Deactivate, On Outside Call, On Close Box, On Menu Selected, On Open Details, On Close Details, On Clicked, On Double Clicked, On Keystroke, On Getting Focus, On losing Focus, On Data Change, On External Area, On Drop, On Drag Over, On Printing Header, On Printing Details, On Printing Break, On Printing Footer
フォームページ:Current form page, FIRST PAGE, Form Pages, GOTO PAGE, LAST PAGE, NEXT PAGE, PREVIOUS PAGE
階層リスト:APPEND TO LIST, CLEAR LIST, Copy list, Count list items, DELETE LIST ITEM, GET LIST ITEM, GET LIST ITEM PROPERTIES, GET LIST PROPERTIES, INSERT LIST ITEM, Is a list, List item parent, List item position, Load list, New list, REDRAW LIST, SAVE LIST, SELECT LIST ITEM, SELECT LIST ITEM BY REFERENCE, Selected list item, SET LIST ITEM, SET LIST ITEM PROPERTIES, SET LIST PROPERTIES, SORT LIST
オブジェクトプロパティ:BUTTON TEXT, DISABLE BUTTON, ENABLE BUTTON, FONT, FONT SIZE, FONT STYLE, SET CHOICE LIST, SET COLOR, SET ENTERABLE, SET FILTER, SET FORMAT, SET RGB COLOR, SET VISIBLE
ユーザインタフェース:BEEP, Caps lock down, GET HIGHLIGHT, GET MOUSE, Get platform interface, HIGHLIGHT TEXT, INVERT BACKGROUND, Last object, Macintosh command down, Macintosh control down, Macintosh option down, PLAY, Pop up menu, POST CLICK, POST EVENT, POST KEY, REDRAW, SET CURSOR, SET FIELD TITLES, SET PLATFORM INTERFACE, SET TABLE TITLES, Shift down, Windows Alt down, Windows Ctrl down
ウインドウ:CLOSE WINDOW, DRAG WINDOW, ERASE WINDOW, Find window, Frontmost window, GET WINDOW RECT, Get window title, HIDE TOOLBAR, HIDE WINDOW, MAXIMIZE WINDOW, MINIMIZE WINDOW, Next window, Open external window, Open window, REDRAW WINDOW, SET WINDOW RECT, SET WINDOW TITLE, SHOW TOOLBAR, SHOW WINDOW, Window kind, WINDOW LIST, Window process
デフォルトでは4Dから標準のメニューセットが提供され、データベース操作を行うことができます。このメニューの代わりに、メニューを設計して、カスタムモードで使用することもできます。4Dのメニューエディタにはやさしいインタフェースが用意されており、メニューバーやメニュー項目の名前を付けたり、メニュー項目に関連付けるメソッド名を指定できます。
一般仕様
●各メニューバーへのアクセスはパスワードで制御可能。
●マルチプロセス:実行プロセスごとに独自のメニューバー。
●フォームごとに独自のメニューバー。
●メニューバーは32,767個まで。
●ファイルおよび編集メニュー項目を自動的に含む。
●設計中にメニューのプレビュー可能。
●メニューおよびメニュー項目をドラッグ&ドロップで入れ替え。
●連結メニュー:同一メニューを複数のメニューバーに連結可能。
インタフェース管理
●キーボードショートカット
●メニュー項目の使用可/不可
●区切り
●フォント制御
●スタイル制御(太字、斜体、下線、アウトライン、シャドウ)。太字、アウトライン、シャドウはMacintoshのみ。
●メニュー項目にアイコンを関連付け。このアイコンはツールバーでボタンとして使用され、メニューが表示されるたびに現れる。ピクチャやアイコンはピクチャライブラリからドラッグ&ドロップするか、クリップボードからコピーすることができる。
メソッド内で使用可能
APPEND MENU ITEM, Count menu items, Count menus, DELETE MENU ITEM, DISABLE MENU ITEM, ENABLE MENU ITEM, Get menu item, Get menu item key, Get menu item mark, Get menu item style, Get menu title, HIDE MENU BAR, INSERT MENU ITEM, MENU BAR, Menu selected, SET ABOUT, SET MENU ITEM, SET MENU ITEM KEY, SET MENU ITEM MARK, SET MENU ITEM STYLE, SHOW MENU BAR